国連のアントニオ・グテレス事務総長は、2021年は「気候変動との闘いにおける運命を左右する一年になる」と警告した。
気温上昇を1.5°Cに抑えるために、各国では二酸化炭素排出量を削減する目標を掲げ、脱炭素に向けた取り組みを模索している。
脱炭素の社会に必要なのは、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスなどの再生可能エネルギー、通称「再エネ」と、それが循環するシステムだ。そう遠くない未来、各家庭に備わった再エネ発電システムでエネルギーを発電し、自家消費するオフグリッドが当たり前になるかもしれない。
オフグリッドライフのケーススタディを紹介する連載の6回目は、これからの時代を見据えたオフグリッドライフの事例を取り上げて、未来の暮らしとクルマや移動のあり方について考える。