深刻な気候変動に際し、脱炭素の動きが世界中で加速している。近い将来、社会は大きく変わるはずだ。太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスなどの再生可能エネルギー、通称「再エネ」が社会を循環し、クルマはガソリンエンジン車からEVに変わり、電気は買うものではなく作るものに。そんな社会が理想とするのは、各家庭が発電システムを備えて自家消費する、「オフグリッドな暮らし」である。

このシリーズで取り上げるのはオフグリッドライフのケーススタディだ。今回はアラスカでオフグリッドのリトリート施設をたちあげようと奮闘するクリス・ソイをご紹介する。世界各地で始まっている自家消費型の暮らしの取り組み、その可能性を考えてみよう。

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